Android・iPhoneとアプリ開発　：　ぺたっとPHPサンプルソースコード

とにかくアプリ開発が盛り上がっています。
そして少し昔話を。

1980年代、私達ユーザーにとってパソコンの「暗黒時代」がありました。
NECのPC-88・98、富士通のFM-TOWNS、シャープのX68000などが台頭していた時代です。
これはその当時としてはパソコンの最盛期でもあり、 多くの人はいい時代だったと言うでしょう。
私もいい時代だったとは思います。
だが！今で言う廃ユーザーは、その当時20万〜30万もするそれぞれの機種を、 たった1本2本のゲームがやりたいがために全機種買わなければいけなかったのです！！！

コンシューマーゲーム機で言えば、ファミコン・スーファミ、SG-1000・MKIII・メガドラ、 PCエンジン、サターン・ドリキャス、プレステと全部買わないといけなかったわけですが、 全部買ったところでパソコン1台買う程度です。
複数台パソコンを買うことから比べたら余裕です。

PC-6001・8001やFM-7などの頃は多くのゲームがそれぞれに移植されていたので、 どれか1機種でもあれば良かったのですが、 暗黒時代はその1機種のみで販売されていたものもあり、 特にスペースハリアーやグラディウスをやりたいがためだけにX68000を買った人も少なくないでしょう。

しかしその後ゲーム機はどんどん盛り上がり、 逆にパソコンはビジネス用途とアダルトを除けばどんどん廃れていきました。
そんな中、ついにWindows95が発売されることになったのです。

Windows95は当時国内ではDOS/V用とPC-98用のふたつが販売され、 富士通のパソコンでもNECのパソコンでもWindowsが動くことによって、 Windows用として販売されるソフトが機種に関係なく動くようになったのです。
これまで機種依存のソフトだったのがそうではなくなったため、 ソフトを買うユーザーも開発側も歓喜したのではないでしょうか。
個人的に言えばMac用さえも同じOSで動けば言うこと無かったのですけどね。

つまり作る側にとって動く機種、今で言えばOSをひとつに絞れるのはすごく楽で、 Windows95販売後にそれ用のアプリケーションを一生懸命作った人も少なくないでしょう。
開発環境が変わったからやらないといけない人もいたでしょうけど、 私はむしろWindwosプログラミングをやりたかったという方が強いですね。
趣味でPC-98用のソフトを作ったところで、それを使ってもらえるのは98ユーザーだけだったのが、 Windowsを使っている人なら誰でも使えるわけですから、 作り甲斐があるというものです。

ようやくにしてタイトルの件。
AndroidならAndroid用、iPhoneならiPhone用の開発環境があり、 それらで作るアプリは当然の事ながらOS依存です。
もちろんWindows用もWindows専用です。
考えるとなかなか難しくて、アプリ開発するなら常駐することや機種依存の機能が使える事にメリットがあると思うんです。
そう思うとやっぱり専用のアプリ開発ってことになるので、これだけ盛り上がってるのだとは思います。
ただやっぱり、またOSに依存される時代に戻るのかと思うとゲッソリします。

依存する必要がなければJavaScript＋PHPがおすすめです。
要はブラウザゲームと同じ。
これならほとんどの場合OSには依存しないので、 機種に関係なく使えるわけです。
でなければ今こんなにブラウザゲームが開発されまくってるわけないですしね。
iPhone系ならひと手間かければストアで売れるようにもできるらしいです。

他にHTML5＋Client side Data StorageでローカルPCにデータベースを構成できるらしいのですが、 こちらはまだ盛り上がるほどにはなっていません。
多くのユーザーは買ってそのまま使うという事を考えると、広く使ってもらうためにはまだまだ様子見という感じがします。

まぁAndroidアプリは絶対にそれ用の開発環境で作らないといけないと思い込んでる人がいたから書いただけです。

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